ABOUT
私たちの思い
すべては、ネパールの
荒地の開拓から始まりました。
コーヒーの森ができました。
どうぞ、丸ごとご賞味ください。
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私たちが挑んだのは、無農薬によるコーヒー作りでした。コーヒーの豆を実らせるコーヒーノキは、樹種によりますが虫や病気に弱く、通常は農薬を使用します。でも、私たちはネパールらしいコーヒーを作りたかったし、そこに農薬や化学肥料を入れたくなかった。様々な試行錯誤を経て、たどり着いたのが森林農法と呼ばれるアグロフォレストリーです。コーヒー畑にコーヒーノキだけを植えるのではなく、フルーツやスパイスなど多様な作物を植えることで、天然の日よけや虫除けの役割を担ってもらうのです。それはまるで自然の森そのもの。収穫期には、その森から恵みを受け取るように、一つ一つ手摘みで収穫します。時間も手間も情熱も、たっぷりかけて育てたコーヒー豆と、一緒に育った様々な農作物。すべてが自信作です。ぜひ丸ごと味わってください。
ファーマーズパッション 代表 池島 英総Profile
1982年生まれ。大学を卒業後、メーカーに勤め世界中を巡る。ある日、学生時代からのめり込んでいたコーヒーで生きていくことを決意。ネパールに渡航する。そこで出会ったBOTH RAJ ARYAL(ボッタ ラジ アリヤル 現共同経営者)と180人の地元農家とともにコーヒー栽培を開始。現在は、生産の傍らシャンジャ郡で農業の技術指導を行い、3,000人を超す農協所属の農家とともに日々品質の向上を目指している。
HISTORY
これまでの歩み
すべては、ネパールの荒地の開拓から始まりました
それから10年。180人からスタートした現地の生産者は徐々に増え、コーヒー豆の品質は向上し、ネパール国内でも注目を集めるようになりました。現在、私たちは自社の農園運営を行いながら、ネパール各地を飛び回り、農業の技術指導を行なっています。美味しいコーヒー豆が続々と生まれれば、もっと多くの農家がコーヒー栽培に希望を見出し、この国の発展にもつながるはず。私たちの挑戦は、まだはじまったばかりです。
History
2008年 | 180人の現地生産者とグループを組み、ネパールでコーヒーの栽培を開始 |
2009年 | ネパール新聞、カンティプールの取材を受ける |
2010年 | ネパール初の輸出規格確立のため、日本人、オーストラリア人、アメリカ人の カッパーを呼び、カッピング等のワークショップ開催 ネパール政府より感謝状授与 スイスのNGOヘルベタス・JAICと一緒にイベントを実施 |
2011年 | ネパール新聞、スマーリャーチャットラの取材を受ける 品質の改善に成功。さらなるおいしさを求め、精製方法の研究をスタート |
2012年 | ネパール新聞「ネパールで活躍する外国人10人」に選出される |
2013年 | 愛知県に珈琲農園直営の“mol café” をOPEN シャンジャ群コーヒー組合の技術指導スタート |
2014年 | 朝日系TV「こんなところに日本人」の取材を受ける 現地の生産者にジープを寄付し、栽培、精製の技術向上の支援を行う 日本で法人化「SHANTI・SHANTI・COFFEE FARM」 |
2016年 | NHK World ドキュメンタリー「Side by side」の取材を受ける JAICより木酢液の技術指導員を要請、ネパール全土に普及支援を開始 |
2017年 | ネパールTV「シャンジャ郡の珈琲組合取材」のインタビューを受ける |
2018年 | 農園発珈琲ブランド「FARMERS PASSION」を立ち上げ、現在に至る |
FEATURE
コーヒーの一貫生産
コーヒーの味の決め手は、栽培と精製の品質、
そしてローストとの組み合わせ。
自分たちで行うから生まれる一杯があります。
- 1栽 培
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オーガニックな自然農法
森林農業と呼ばれるアグリフォレストリーで栽培しています。農薬や化学肥料に頼らず、高木で日陰をつくり、スパイスで虫除けを行う、という自然の力を利用した栽培方法です。種まき、堆肥づくり、苗選び、環境整備、収穫など、すべての工程を人の手で行っています。
- 2精 製
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独自に研究開発した精製方法
コーヒー豆の品質を大きく左右するのが精製方法です。精製は、コーヒーの実から種子を取り出す工程。この際の取り出し方によって、豆から引き出される味に違いが生まれるのです。ファーマーズパッションでは、この重要な工程を研究し、試行錯誤の末ナチュラル製法とハニープロセス製法、エイジング製法を全て自社の農園で行なっています。
ナチュラル製法 収穫後の実をそのまま乾燥させる方法。果実としての風味や味わいがダイレクトに豆に残ります。 ハニープロセス製法 実についた粘質物であるミューシレージを除去せず、天日でじっくり干すことで豆からコク深さと甘みを引き出します。 エイジング製法 ハニープロセスで精製した豆を1年以上寝かせ、酸味を飛ばしてまろやかにする精製方法。
- 3焙 煎
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精製方法に合わせた独自の焙煎
焙煎工程は、精製工程で引き出した豆の特徴を、より際立たせる工程です。火の入れ方には直火式、熱風式、半熱風式、炭火式などがありますが、ファーマーズパッションでは主に直火式を採用。扱いは難しいですが、豆の良さをダイレクトに引き出す手法です。ライト、ミディアム、ダークと焙煎の方法で味の違いをお楽しみいただけます。
ライトロースト 直火釜で焙煎し、苦味を抑えフルーツとしての果実感を味わえます。 ミディアムロースト 直火釜で焙煎し、苦味とフルーツ感のバランスを重視しクリアで豊かな味わい。 ダークロースト 直火釜で深く焙煎し、しっかりとした苦味でチョコのような風味とビスケットのような苦味。
AGROFORESTRY
アグロフォレストリー
オーガニック栽培によるコーヒーの森
「アグロフォレストリー」
自社農園で栽培される作物
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コーヒーの実
「コーヒー豆」と言いますが、実は豆ではなくアカネ科の植物「コーヒーノキ」の種子。苗木から2、3年かけて育った後、花を咲かせ小さな実をつけます。やがて熟して真紅に色づいたコーヒーの実は、サクランボになぞらえて「コーヒーチェリー」と呼ばれることもあります。
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ジュナール
ネパール原産で古くから栽培されているスイートオレンジ。現在では同国の特産品となっています。種がやや多いものの、肉質は柔らかく、香りや食味の良さが特徴です。ネパールの中でも、特にシンズリ郡のジュナール栽培は日本のJAICAの活躍もあって盛んになりつつあります。
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バナナ
ネパールでは、日本では見かけないバナナの品種も数多く流通しています。小ぶりな“チニケラ”、真っ黒になってから食す“ラモケラ”などが有名です。バナナの木は、高さ数メートルにまで成長するため、若い畑では天然のシェードとして適度な日陰を作るのにも活躍します。
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チュトロ
ネパールに古くからあるベリーの一種です。果実は鮮やかなワインレッドで、食べ続けると口や指先が赤く染まるほど。山岳地に自生していて、山奥ではおやつとして親しまれてきた植物です。トゲが多く収穫が大変なため、ネパール国外に出回ることはほとんどありません。
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シナモンリーフ
月桂樹によく似たシナモンリーフは、コーヒーのシェイドツリーとしても活躍するカシアの木の葉。シナモンは世界最古のスパイスの一つとされ、独特の甘みと香り、そしてかすかな辛味が特徴です。ネパールでは、カレーやチャイの香りづけのほか、味をまとめる役割も果たしています。
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ハバネロ
ハバネロは、ただ辛いだけでなく柑橘系のフルーティーな香りも楽しめ、お腹にやさしい唐辛子としてネパールで愛されています。また、唐辛子は食べて楽しむスパイスとしてだけでなく、コーヒーに有害な虫などを退避させるためのオーガニック農薬としても活躍しています。
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ティムール
別名「インド山椒」とも呼ばれ、ネパール料理には欠かせないスパイスです。アーユルヴェーダやチベット医学で胃腸の薬として重用され、カレーなどの隠し味としてよく使われます。ピリッとした強い刺激がありながら、華やかな柑橘系の香りを持っているのが特徴です。
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トゥルーシー
万能ハーブとして知られるバジルの一種で、その効能の多さから「ホーリーバジル」とも呼ばれています。古代からアーユルヴェータの薬として用いられるほか、虫除けや畑の環境のためにも活躍するハーブです。ネパールでは聖なる木として崇められ、家族の健康を守り不幸から免れるとされています。
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ステビア
南米パラグアイ原産で、元は先住民によってマテ茶の甘みづけに使われていたハーブ。砂糖の200倍程度の甘さをもつステビオサイドを含み、独特の風味が特徴です。カロリーが低いため、ダイエットに適した甘味料として知られ、血糖値を下げる効果も期待できると言われています。
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レモングラス
アジアに広く生息し、ハーブティーやスープ、カレーなどの料理によく使われるハーブです。レモンの香味成分であるシトラールを含むため、レモンのようなすっきりとした香りがあります。虫はこの香りを嫌うため、虫除けとしての効果も期待できます。
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ターメリック
ライスやカレーに美味しさと色味を付けてくれるターメリック(ウコン)。クルクミンが豊富で、二日酔いに良いとされることでもおなじみの植物です。ターメリックにも多くの種類がありますが、ネパールでは年間通じて収穫が可能で、様々な料理に使われています。
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にんにく
様々な料理に欠かせない、香味野菜の代名詞ニンニク。生産量では中国が世界の約8割を占めていますが、ここネパールでもニンニクは栽培されています。ネパールでは、日本でよく食べられているものよりも小粒の品種が一般的で、香り高く、味も良いため人気があります。