MOL Café物語

MOL Caféができるまで

 

 弊社代表である池島がネパールで農業に適した土地をゼロから一人で探し、現地で従業員を雇い、オーガニックコーヒー豆の開発から生産までを着手し始めたのが2009年。

 当時、ネパールを旅している中で池島が感じたことは、ネパールは非常に肥沃な土壌を持ち、新鮮でおいしい農作物を作るのに適している国である一方、そういった自然からの恵みが有効に活かされていない現実でした。
 その結果、仕事の少ない地方や田舎では若者は未成年の時から故郷を離れて都会に出たり、家族を持つ男性でさえも、子供や妻を置いて中東などの海外に数年間出稼ぎに行かざるを得ない、終わりのないサイクルを昔から繰り返しています。

 

 そういった社会のジレンマに触れていく中で、世界でも有数の“農業に適した土壌を持つ”というネパール“古来の強み”を活かした「世界に通用するブランド作物」を作ることができないか。そして、農業にも土の世話や種の栽培から携わる、つまり生産から販売まで自分達で責任を持って一貫して携わることで、生産者の「Farmer‘s Passion = 農家の情熱」と「安心・安全な作物」を生活者に届け、生活者の「声や喜び」も生産者に直接伝えることができないか。現地に雇用を生み出すだけでなく、生産者が働くことに対する楽しみや意義・志を持ち、一方で生活者にモノや自然の恵みの価値を見つめ直す機会を提供することができないか。こういった自問自答を繰り返す中で、一つの結論、つまり「生産者と生活者のお互いが、想いを相互に伝えあうことで距離を超えた豊かな社会を作りたい」、という想いに辿りつきました。

珈琲について

 

 美味しい珈琲を飲んでいただくために、種・苗・収穫・剪定・土作り・シェイドツリー・精製(パルピング・発酵・洗浄・選別・乾燥etc)・運搬・焙煎・管理・梱包など、あるゆる過程を見直し、商品の改善に努めています。ネパールではカップリングという珈琲の味のテストを行っています。この技術もネパール国内の珈琲関係者でワークショップを開くなど、 全体のレベルアップを目指しています。

 

 焙煎機は「直火式」です。もともと持っている生の豆の特性を生かすため、豆本来の味がダイレクトに出やすいという、この形式の釜を使用しています。現状、鮮度を保つため焙煎は日本で行っています。また、梱包資材には、珈琲の敵と呼ばれる「酸化」を防ぐため、バルブ式の袋(酸素は入ってこないが、新鮮な豆から発生するガスは袋の外に排出させる。)を使用しています。